ジョブ管理〜基本情報技術者合格のための学習法〜

ジョブ管理基本情報

ジョブ管理〜基本情報技術者合格のための学習法〜

サーバー管理では、サーバーやネットワーク機器に対して、予め必要な処理をプログラムとして記述し、それらが処理できる状態にしたものをさします。
また、これらのジョブを実行・処理するタイミングや手順を自動化することをバッチ処理といいます。

サーバーではこれら複数のジョブが週単位や時間単位にスケジュールされた状態で、処理されるように設定(バッチ処理)されており、バッチ処理の起動から終了までの工程をジョブ管理と言います。

ジョブ管理の流れ

ジョブ管理は

カーネル
OS(オペレーティングシステム)の中核を成す部分です。
CPUやメモリを始めとするハードウェアを制御し、アプリケーションプログラムの実行やメモリ管理などを管理し、ハードウェア資源を管理してアプリケーションソフトがハードウェアの機能を利用する手段を提供したりします。

がもつ機能の一つです。ユーザとの間を管理します。ジョブ管理の流れは、次のような処理をします。

  1. ジョブの起動
  2. ジョブステップの実行順序の管理
  3. ジョブの終了の監視・報告
  4. 複数のジョブの実行順序の管理
  5. 日時指定のジョブの実行や定例的なジョブの反復

マスタスケジューラ

ジョブスケジューラより上位の制御をするプログラムです。
ユーザーからのジョブの実行をジョブスケジューラに伝えたり、ジョブスケジューラからの実行状況をユーザーに伝えたりします。

ジョブスケジューラ

マスタスケジューラからのジョブの実行依頼をジョブスケジューラは、次の流れでジョブを実行していきます。

  1. リーダが依頼されたジョブを入力して、ジョブの待ち行列に登録します。
  2. ジョブスケジューラが、ジョブの実行順序をスケジューリングします。
    1. イニシエータがジョブの開始処理します。
    2. ジョブステップとして指定したプログラム群が実行されます
    3. ターミネータがジョブの終了処理をします。
  3. 必要ならマスタスケジューラが、ユーザーとジョブスケジューラのやりとりを仲介します。
  4. ライタがジョブの報告を出力します。

リーダ(ジョブ読み取りプログラム)

ジョブ管理プログラムの最初の処理をするリーダは、ユーザから依頼されたジョブの入力・入力待ち行列作成(ジョブを待ち行列に登録)をします。

イニシエータ(ジョブ開始プログラム)

イニシエータはジョブの優先度を考慮して、実行するジョブを選択し、資源の割当てます。
(主記憶や必要な入出力装置の割り当てを行い。必要なプログラムを主記憶に格納します。)
ジョブの優先度は、こののようなルールで管理されます。
原則としてジョブは入力された順序に実行されます。
優先順位が指定されていれば、それに従います。
前提となるジョブの正常終了や異常終了に応じて、後継のジョブの実行開始や実行中止が指定されていれば、それに従います。
開始日時が指定されていれば、それに従います。

ターミネータ(ジョブ終止プログラム)

ターミネータは、実行を終えたジョブが使用したハードウェア資源を解放して、後始末をします。
ファイルの後始末にはプログラム実行時に一時的に作成したり使用したファイルの削除や、次の処理のために必要な新規ファイルの登録などがあります。出力装置へ出力するための制御情報を出力ジョブ待ち行列に登録し、後続のジョブやジョブステップがあればジョブ開始プログラムの起動を行います。

ライタ(ジョブ書き出しプログラム)

ライタは、出力ジョブ待ち行列に登録されているジョブやジョブステップの情報を調べ優先順位の高いものから順に、ジョブ結果を出力します。

ジョブ管理

スプーリング

スプーリングは、プリンタなどの低速な入出力装置に対するデータの転送を磁気ディスク装置などを介して実行する機能のことです。
入出力装置とCPUでは処理速度の差が大きく、CPUが処理の途中で入出力命令をだすと、入出力動作が終了するまでの間はCPUの待ち時間が増加し、

スループット
単位時間あたりに処理できる仕事量をスループットと呼びます。

が低下してしまいます。そこで、入出力データを一旦、外部記憶装置などへ転送し、外部記憶装置との間でデータをやり取り方法をとります。これによってCPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移れるためスループットの大幅な向上が期待できます。

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